XJIO-PCIは、XJTAGテストシステムの拡張ボードです。PCIカードに接続してテストし、テスト対象基板に対するアクセスを向上させます。
一連の、デジタル I/O 、アナログ I/O を擁し、テストのカバレッジと、欠陥解析の質を向上させるために用いることができます。
主な効果
- アナログ、デジタル、インターフェイスに対するテストカバレッジを上げて、信頼性を向上
- より効果的に欠陥を検出し、デバッグ工数を削減
- カスタム冶具の作成から開放され、コストを削減
- JTAGデバイスを持たない基板に対するブラックボックステストを実現
- 容易に接続できて、PCIボードをテストできる
機能
- 96チャンネルデジタルI/O-1.8V ~ 3.3V 設定可能(5V 耐性)
- 8チャンネルのADCとDAC
- 複数台を連結して拡張可能
- テスト作業をサポートするスイッチ、LED搭載
- JTAGデバイスが搭載されていない基板のブラックボックステスト
- あらゆる自作のテストジグに取って代わる、再利用可能なテストハーネス
- 標準IDCコネクタ採用
- ATX パワーコネクタ
- 64 bit 3.3V PCIコネクタ
- RS232 / UART
さらなるテストを実現
テスト対象基板をXJIO-PCI に接続することで、更なるオープン、ショートのテストを実現できるようになります。
テストで見逃されがちな製造上の欠陥として、コネクタは良くある原因のひとつです。この問題は高密度実装コネクタの出現で、増大するばかりです。
XJIO-PCIボード を用いることで、基板のJTAGチェインに接続されているネットだけでなく、PCIインターフェイスや他のコネクタに接続されているネット上の、欠陥の原因と場所を特定できるようになります。
この機能を用いることで、JTAGデバイスが搭載されていない基板でも、ブラックボックステストができるでしょう。
デジタルインターフェイス
96チャンネルの双方向デジタルI/O ピンに加え、PCIコネクタ上の64デジタルIOピンを最大限に活用することができます。全I/Oピンは、5V耐性。ディフォルトのロジックレベルは、3.3V。96チャンネルのI/O ピンは、16本単位のブロックで、3.3~1.8Vにユーザ定義が可能。
アナログインターフェイス
JTAGから制御可能な、8アナログ入力、8アナログ出力を搭載。例えば、ADCにより、アナログ測定(電源ラインが範 囲内にあるかなど)が行えます。またDACにより、基板へのアナログ信号をシミュレートし、アナログデバイスのテストを可能にすることで、テストカバレッ ジを向上させることもできるでしょう。
RS232 インターフェイス
230KBaud までのRS232 接続可能なUART、RS232トランシーバを搭載し、JTAGチェインから直接制御可能で、さらなるテストのカバレッジを達成できます。
構成可能なJTAGチェイン
XJIO-PCIボード上の外部JTAGコネクタを用いて、JTAGのTAP信号をPCIコネクタや、基板上の他のヘッダーコネクタなどへルーティングすることが可能です。
拡張性
さらなる追加のPCIやI/Oピンが必要なら、全ての種類のXJIOボードをディジーチェインに接続して拡張することが できます。XJIO-PCIボード上の全ての汎用デジタルI/Oコネクタは標準IDCであるので、ケーブルは汎用のものを効率良く利用することが出来るで しょう。
電源
標準ATXコネクタにより、XJIO-PCI ボードと PCI テスト対象基板に電源を供給できます。PCIカードに電源供給が必要ない場合は、XJTAGハードウエアから供給も可能です。
テスト作業をサポート
搭載されているスイッチ、LEDを用いて、テスト担当者は、基板に対する様々な確認作業を行えます。
ソフトウェア
XJTAGの全てのソフトウェア製品がXJIO-PCIと共に使用可能です。