”高速WAN接続のための PXS2 プロトコルエクスチェンジサーバ を素早く市場投入するために、Advanced Relay 社(ユージーン オレゴン州 米)は、高速・柔軟で使い易い XJTAG バウンダリスキャンツールを採用し、高い生産性/テストカバレッジ/コスト削減 を開発から製造段階に至るまで享受しています”
Advanced Relay 社は、広帯域データ通信機器を開発製造し、金融、テレコミュニケーション、気象、航空交通制御、図書館システムなどのビジネスアプリケーションに採用されています。製品には様々なProtocol eXchange Server(PXS)があり、テレコムスイッチ、データラインモニタ、IPネットワークとレガシーシステムである X.25とのインターフェイス、などに用いられています。
PXS2 プロトコルエクスチェンジサーバ を開発するにあたり Advanced Relay 社は、XJTAG バウンダリスキャンシステムを採用することで、市場投入までの時間を削減し、高いテスト容易性を実現させました。現在PXS2 はAdvanced Relay 社パートナーのBTW 社で製造され、そこでテスト実行環境である低価格な XJRunnerが、改訂や生産作業の能率化に役立てられています。
”XJTAGは製品開発の初期段階で大いに価値がありました。初期のプロトタイプデバッグが迅速に行えました” - Ulrich Richers氏, Director of Technical Marketing ”非常に柔軟でした。部品を直接ドライブする、弊社独自のテストができることはすばらしいことでした。SRAM、Ethernetチップなどのデバイス用テストスクリプトはXJTAG社のサイトからダウンロードすることが出来るので、我々の独自仕様に合わせて簡単にモディファイしています”
XJTAG の高級レベルテスト記述言語 XJEase こそが、この柔軟性の骨格となっています。”XJEaseは簡単に習熟して使用できるようになりました” - Ulrich Richers氏そして XJTAG に組込まれたネットリスト・エクスプローラや、自動コネクションテストやメモリテストなどにより、Advanced Relay 社では望ましいテスト容易性を達成し、PXS2の開発から製造への移行の加速が支援されました。
”製造パートナーに XJRunner を提供することで、迅速かつ効率的なテスト体制を、高価なカスタム機器無しで構築することが出来ました” ”ビルトインテストにフェイルしたボードは、XJRunner で一層の解析と診断が行われています” フェイルしたユニットをテストするために、カードが XJRunner に接続されループバックコネクタが取り付けられ、電源が供給され、バウンダリスキャンテストが開始されます。 ”セットアップの手順は簡単で、僅かなトレーニングで事足りています。その製造テストは製品開発時に作ったものをベースにしているので、テスト開発工数とコストが削減できています”
XJRunner は自動コネクションテストを最初に実行し、オープン/ショート接続や、誤った接続の確認など、ネットの多くの箇所がカバーされます。そして SDRAM、CPLD、マルチプロトコルインターフェイスなどがテストされます。Ethernet チップ、水晶振動子、ウォッチドッグタイマー、マスタークロック発信器、Flashメモリなどもテストされ、さらに基板上のLEDやコネクタもテスト可能です。そして XJRunner は欠陥の場所をレポートに特定します。”XJRunner で調べるべきユニットは相対的に少ないですが、デバイスの差し替え無しにFlashメモリなどの部品に再プログラミングできるので、相当な経費削減になっています”
”そして傑出したテクニカルサポートを XJTAG は提供してくれています。そして現在 USB-to-sync アダプタのような新製品のテストの容易性と開発期間削減を、をXJTAG を用いて最大限にしています”