Bluegiga 社(簡単で即座に利用できる高機能な無線技術を提供する)は、Bluetooth 無線システムの設計と量産において XJTAG バウンダリスキャンシステムを用いた成果をあげています
Bluegiga Technologies Oy 社は、Bluetooth 無線モジュール、Bluetooth 評価キット、Bluetooth アクセスポイントを開発・製造し、それらソフトウエアのサポートを行う企業です。遠隔治療システムやローカルマーケッティングシステムを開発するような中小企業を顧客とし、コスト効率良く、設計リスクや認証コストを気にすることのない Bluetooth 技術を採用できるように支援しています。
Bluegiga のシングルボードモジュールは、Ethernet、WLAN、3G/GPRS に対する3つの Bluetooth を搭載します。そのいくつかの部品は従来のテストシステムではアクセスすることが困難なBGAデバイスです。弊社エンジニアは、この課題を克服するために当初バウンダリスキャンテストを採用しましたが、いまやSDRAM、Flash、リアルタイムクロックなど他のデバイスもテストするようになりました。”XJTAGはBGAデバイスに対する最善策としてだけでなく、その使い勝手の良さと柔軟性から更に前進することができました” -Reidar Gjerstad氏, hardware designer and project manager ”デジタル回路に加えて、A/Dを上手く利用することで電源などもテストできるようになりました。弊社のデザインには6つもの電圧レベルが存在しているので、これは大変重要な成果です”
”XJTAG によって基板デバッグ工数を削減し、欠陥の早期発見ができるようになりました” ”そして製造業者から届いた新しい基板のテストを支援し、出荷後返却されてきた基板のテストにも利用することができています。そしてXJTAGにより、CPU が起動しないような基板に対し、デバッグを試みるというような厄介な作業から開放されるようになります。”
Bluegiga 社は利益向上のために XJTAGを採用し、製造パートナーが採用することで更なる効果を期待しています。”弊社の製造委託企業も、各基板を実装しファームウエアを焼く前にXJRunnerでテストする計画です。そのことにより製造効率が改善し、製品単価の削減を期待しています。” - Reidar Gjerstad氏 ”そして重要な効果は XJTAG のテストを採用することで、欠陥基板をファームウエアを焼く前に区別できることです”
XJRunnerは、XJTAGプロフェッショナルシステムに含まれるテスト実行機能です。複数の実行環境に対しては、これのみを追加すればコスト効果が高くなり、OEMや製造業者に同じものを採用してもらうことで、弊社が作成したテストを提供して再利用してもらえるようになります。
XJTAGは気が付いたときには、Bluegiga社の製造・テスト戦略に無くてはならないものとなっていました。ツールに同梱されるデモボードと概説書により、バウンダリスキャンを最大限活用するための知識の習得が支援されています。
”そしてXJTAGのテクニカルサポートは、テストのカバレッジを上げるためのアドバイスや、弊社の最初の基板に対するテストスクリプト作成を手伝ってくれました。ネットリストと回路図のPDFを提供するだけで、1時間以内にテストが動作できるようになっていました。期待以上の成果をXJTAGバウンダリスキャンから得ることができました”