回路図ビューア(Schematic Viewer)を介して、XJTAGから回路図上の配置を確認することができます。XJDeveloperとXJRunnerに組み込まれており、XJDeveloperでテストプログラムを設定中に任意のデバイス、ネット、ピンから起動することや、XJRunnerによるテスト結果からのリンクとして、回路図を参照しながら、テストの開発や結果の調査を効率的に行えます。
回路上のデバイスを即座にリンク表示させることで、欠陥検出やテストのデバッグ作業を支援。インテリジェントなネットリスト検索で回路図の関連するセクションを強調表示することもできます。
主な効果
- テスト開発・設定、プロトタイプ基板や量産検査時のテスト結果のデバッグ作業を加速
- 強化された検索機能*
機能
- XJDeveloper と XJRunnerに標準装備
- ピン、ネット、デバイスの該当箇所を直ちに検索・表示
- インテリジェントな検索学習機能
- PDFドキュメントのメタデータ、テキストを検索*
*検索可能なPDFドキュメントが必要
XJDeveloperとXJRunner に標準装備
回路図ビューア(Schematic Viewer)は、XJDeveloper と XJRunnerに標準装備されています。
Safe and secure
事前にXJDeveloper(テスト開発環境)から回路図情報をエクスポートさせることで、製造検査でXJRunnerから回路図ビューア (Schematic Viewer)を起動することができます。逆にXJRunnerへエクスポートしなければ、もし回路図情報を社外秘扱いにすることできます。
Find the right device, net or pin in seconds
JTAGテストプログラムの設定や基板のデバッグなど、回路図上でデバイス、ネット、特定ピンの検索は欠かせませんが、回路図ビューア (Schematic Viewer)があれば、テキスト検索とPDFのブックマークを活用して、これらの作業が効果的に行えるようになります。
JTAGテストプログラムの全設定段階で、シンプルなコンテキストメニューのクリックから、直ちに回路図上の該当箇所を表示できます。例えばテスト のレビューを支援するDFT(Design For Test Analysis)ツールによるカバレッジ解析にも活用頂けます。
そして初版のボードへのテスト実行結果から、問題と疑われる箇所を回路図上で確かめることができます。そして実基板上のハード的な欠陥なのか、部品が搭載されていないなどの構成上の問題なのかを切り分けることができるでしょう。
更にデバイスが基板上に正しく搭載されていることをチェックするなら、XJTAG Layout Viewerのレイアウト表示機能を活用して物理的な配置をピンポイントに特定できるでしょう。
Generic data import
あらゆる回路図ツールから生成される、標準的なPDF形式のドキュメントをサポート。