PXI XJLink2 モジュールによりPXI ベースのテストシステムに、XJTAG バウンダリスキャンテスタを統合することが出来ます。PXI XJLink2 はx1つのJTAGコントローラを内蔵していますは、ピン配列や電圧の設定が可能な最大x4つまでのJTAGチェインに対応します。PXI XJLink2 モジュールは、LabVIEW™とVI(Virtual Instruments)で容易に統合させられます。
Example of connectors to connect to the PXI front module: Manufacturer: 3m (refs. 10320-3210-000 and 10120-6000EL)
主な効果
- 標準PXIインターフェイス:開発・設計から製造・メンテナンスまで活用
- モジュラー型で、拡張性のある仕組み
- ライセンスを内蔵しているので単独のPXIラックでもXJTAGを利用できる
- 複数のテスト対象基板に対して、柔軟に再構成しコスト効率を向上
- LabVIEW* に容易に統合
機能
- 32bit PXI/cPCI バスインターフェイス
- NI LabVIEW Virtual Instruments (VIs) (に対応National Instruments)
- 3U 形状
- テスト基板上の、最大4 JTAG チェインにを接続
- 様々なケーブル、基板構成をサポート
- JTAGクロック(TCK)速度:最大166 MHz
- 1.1V から 3,3V まで 0.1V ステップで、2つの異なる電圧を設定可能
- テスト状態を視覚的に表示
- JTAG 信号の終端調整可能
- 自動信号スキューコントロール
- ターゲットへの電源供給(3.3V, <100mA)
- 全I/Oピンに電圧計内蔵(0 ~ 5 V)
- 全I/Oピンに周波数カウンタ。周波数カウンタ内蔵(1Hz ~ 200MHz分解能 1 ms, 10 ms, 100 ms, 1 s, 10 s)
- JTAG信号は、+5V許容
- JTAG のスペア信号線を他の制御に利用(ターゲットリセット、汎用I/O、高速FlashROM書込みなど)
- 単純なDLL API:tmsReset() irScan() drScan()等のコマンドがあります
- デモハードウエア用のソフトウエア、和文概説書付き
PXI/cPCI solution
XJTAG PXI-XJLink2 により、ノイズの影響を最小限になるように設計されている PXI 標準を用いて、他のテスト機器と JTAG を統合させることができます。 PXI XJLink2 CompactPCI® に互換であり、様々な cPCI/PXI ベースのテストシステムに活用できます。
構成可能な JTAG インターフェイス
ターゲットに対しては、シンプルなケーブル接続だけです。追加のアダプタは必要有りません。PXI-XJLink2 の 20-way コネクタは、ターゲットに合わせて設定可能です。JTAG信号線のピン配置の変更が可能なため、ターゲットへの接続は容易です。
統合
標準の.NET や COMインターフェイスにより、XJTAGのテストをNI LabVIEWTM や LabWindowsTM/CVIと統合させることや、Visual Basic .NET® や C#® などを用いて専用の統合テストアプリケーションを組むこともできるでしょう。またこれらを支援するためのサンプルコード(LabVIEW, LabWindows, C#, C++, Visual Basic)も用意しています。
*The XJTAG trademark and logo are registered trademarks of XJTAG Ltd. All Rights Reserved. CompactPCI® is a registered trademark of the PCI Industrial Computers Manufacturers Group. LabVIEW and LabWindows are registered trademarks of National Instruments. All other trademarks are the property of their respective owners.
柔軟性と拡張性
開発時にはシングルポート、製造段階のシステムプログラミングやテストにはマルチポート。PXI-XJLink2 モジュールにより、JTAGテストは、柔軟で拡張性のあるものとなります。
ライセンスキーは内蔵されているので、ネットワーク接続など必用無く、あらゆる場所で柔軟に使用することもできます。
更に進化した接続機能
PXI-XJLink2 には、様々な信号終端が用意されています。その為、終端の有る無しに関わらずにターゲットボードへ接続が可能です。最新の自動スキューコントロールにより、JTAGチェイン、ケーブルの構成を加味した、最大の制御周波数を得ることが出来ます。